看護師 求人の正しい判断
公共建築の場合、建築士の定期的な検査・報告義務がついている。
一般住宅でもそれぐらいの配慮があってよいと思う。
定期的な検査が長もちの秘訣となるはずだ。
「家相」についてよく「お宅の『家相』はいかがですか」と聞かれる。
「『家相』が良くて、『家相』で家が建ったようなものです」とお答えする。
家相について書いた本がベストセラー、ロングセラーになって、それで家が建ったともいえる。
「『家相』は本当に当たるものですか?」という質問に対しては、「目下自宅で実験中です」と答えることにしている。
「家相」というのは人相、手相などと同じく、デジタルな量に表現できない何かであって、鬼門(東北)の方位から10度外れているから小吉、20度外れていれば大吉というものでもないし、巽(東南)に玄関、乾(西北)に蔵を建てれば金持ちになるというものでもない。
要は日当たりよく風通しよくしておけば、それがよい家相。
自ら住む人の人相もよくなってくる。
人の忌み嫌うところにワザワザ建てることもないが、不便を忍んでまで便所の位置を「家相」に従順にすることもない。
便利なところが便所だと書いた古い家相書もある。
衣・食・住というが、食というのは結局生体を維持するためのエネルギーを取り込むことである。
そして、衣と住は生体の保護/保存に貢献している。
衣というのは、基本的には体毛のない人間にとって、体を保護するためのものである。
しかし、そのいちばん最初のかたちがアダムとイブのイチジクの葉っぱであったとしたら、それは保護道具というだけでなく、ひとつの装飾であったといえる。
装身具も含めて衣にはそういうシンボリックな意味合いも強いもので、ただの保護道具であったわけではない。
住宅もまったく同じであって、生活を保護するための外部機構としての面と一種の装身具的要素と両方がある。
簡単にいってしまえば、きれいだとか美しいというだけでもダメだし、使い勝手がよい、便利だ、機能的だというだけでもダメだということだ。
これを両方追求するところが、人間が他の動物と際立ってちがうところである。
現在、住宅は量より質の時代に入ったといわれる。
たしかに、空き家が問題となるぐらいに住宅はダブついている。
また、いまいちばんのテーマは狭さの克服だという声も強く聞こえている。
しかし、いまの住宅の問題は、ハードウェア、つまりモノサシで測れる部分にではなく、ソフトウェア、つまり測り知れない部分にこそあると私は考えている。
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